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撮る意味

自分は貧乏になると無性にカメラを買いたくなる。良くない性癖だ。ここ数年とても貧乏しているが、やはりカメラやレンズが欲しくて仕方がない。
衝動的ではなく実用的に欲しい商品もあって、例えば花撮り用にマクロレンズ。街用に超広角レンズ。でも買えないから手持ちのレンズで工夫しながら撮っている。そういう工夫が腕を磨くのだ。やせ我慢ではなく真実だと言いたい。

私がデジカメ写真を公開している掲示板で、以前こんな風に誉められた事がある。
「この人の写真は、どこにでもあるようななんて事のない日常の光景なんだけど、すごくいい。上手いなと思う」
これは最高に嬉しい誉め言葉である。なぜならば、私が目指している写真は、「日常のなんて事がないような光景、足を止めないような光景を写し、それを見た時になんか良いなあと思ってもらえるような写真」を目指しているからである。

綺麗な花や風景を綺麗に写す事はそれほど難しくない。綺麗な景色を良いカメラやレンズを使って写せばいい。面白くインパクトがある写真も難しくない。マクロレンズを使えば、びっくりするようなアップが撮れるし、魚眼レンズや超広角レンズを使えば人間の視界を超えた凄い広々とした写真が撮れる。
でも、町中で普通の標準レンズと言われる、広角でも望遠でもないレンズや、普通の広角寄りレンズを使ってスナップをしても、なかなかインパクトがある写真は撮れない。だから、変わった被写体を求めて歩いたり、通行人や看板などを巧く使って印象を変えたりと工夫をする事になる。これがなかなか難しい。でも、スナップは考え過ぎてもダメだから勢いで撮る。だからタイミングも大事だ。こういう出会いのタイミングは写真の神様に委ねるしかない。

時にはカメラやレンズの力を借りて面白写真にする事もある。iPhoneのトイカメアプリとか。こういうもので遊んでいるとなんかヒントが掴めそうである。
それでも自分は、機材に使われたりせず、自分が機材をフルに活用して面白さを引き出したい。カメラやレンズの本来のスペックとは違う良さを引き出したいと考えながら使っている。例えば、普通のレンズでどうやったら超広角みたくなるかというチャレンジもそうだし、トイカメアプリで逆にトイカメチックにならないような演出法にも取り組んでいる。
先日、トイカメアプリで加工した一枚をスレで公開したら、その加工は止めてと批判を受けた。まだまだ修行が足りないようだ。

話がややこしくなってきたが、要するに自分の写真のモットーはさりげなく撮りつつ、心を掴むような一枚を撮りたいという事だ。自分は派手な人間ではないから写真を派手にしても嘘っぽくなる。普通でありながら普通でない写真を目指します。
万人受けするタイプではないかもしれないけれど、わかってもらえる人には大ファンになってもらえるような写真。
やはり写真は撮る人を表すものだなと、自分でも思うのであった。

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