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2010年9月

手を振る

突然ですが復活します。というか、ここを自分の話を書く場所にします。ここならあまりアクセスないので気楽☆☆

人と会ったあと、見送る側、見送られる側、どちらがいいのだろう?

その人は大阪に住んでいた。だから会うのは年に数回。その日、大阪の難波で二人でお好み焼きを食べて飲んだあと、その人が住むマンションの近くにあるビジネスホテルにやってきた。自分はここに泊まるのだ。
玄関で少し話し込んだあと、「じゃ」と別れた。相手が一歩踏み出した瞬間、振り返ってこう言ってきた。
「見送られるのは寂しくなるから見送りたい」
肩の下で小さく手を振りながら、その人は自分の背中を見守っていた。何度か手を振りながら、こちらも振り返る。

もう随分長いこと、その人とは会っていないけれど、今でもあの時の小さな手振りを思い出す。

別な人の話。

あの人とはよく池袋で会った。たまに新宿や秋葉原や渋谷や上野でも会っていたと思うけれど、記憶に蘇るのは池袋ばかりだ。
東口の「いけふくろう」の前で待ち合わせ、帰りはJRと東武の改札口の所で別れる。改札口の向こうであの人は何度も手を振った。周りから見たらオーバーに見えたであろうくらい手を振っていた。でも、それが嬉しかった。今でも池袋の東武との連絡改札口を見ると思い出す。

自分は別れ際に手を振ってもらうのは好きだ。見送られる側は寂しいというのは、次が遠い時に起こる感情なのだ。だから寂しくない。

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