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城島健司と九州

 サッカー選手は契約に関しては、あくまで選手側に選択の自由があると言えるやり方だが、プロ野球選手は球団が権利を持っている。大雑把に言えば、Jリーグは新人の頃からフリーエージェントの資格を持っているようなものである。
 だからか、チームがJ2に落ちれば、選手はJ1でやりたいからと移籍する事も珍しくない。昨シーズンオフに大分トリニータから多くの選手が退団していったのは、まだ記憶に新しい。
 サッカーはそういう背景があるから移籍は盛んだし、あまりネガティブには捉えられない事が多い。試合に出られるチームに移籍をする事は当然という空気もある。

 しかし、選手がなかなか自由に移籍を出来ないプロ野球は、例えチーム事情的に致し方ないとしても移籍にはネガティブな空気がつきまとう。

 シアトルマリナーズを退団した城島健司選手が日本プロ野球に復帰、今年から阪神タイガースでプレイする。一応入団交渉にはタイガースのみならず、古巣の福岡ソフトバンクホークスも当たった。
 しかし、城島がマリナーズに移籍後、長らくキャッチャーが育たず苦労していたホークスも、昨年に田上というテスト入団から這い上がってきたタフな選手が台頭してきた。待望のレギュラーキャッチャーである。
 せっかく田上が伸びてきたのだから、彼を使い続けるのが正解である筈。しかし、地元九州出身のスター選手城島は復帰させたい。そんなジレンマがホークスにはあった事だろうと思う。

 結果的には是非欲しいという気持ちが強い方に決まるという、わかりやすい結果になった。城島としても、これが正解だと思う。ホークスにとっても。

 しかし、城島がホークス以外のユニフォームを着る事には未だに慣れない思いを抱きながら、同じリーグではなかった事に救いを見出すのだ。

 昔、試合を見終えてから友人と飲むために中洲を歩いていたら、キャバクラのお姉さんに「ホークス勝った?」と聞かれた事がある。その時の私は観戦後だから、バッグに緑とオレンジのメガホンが刺さっていたのである。
 勝った事を伝えると、お姉さんは喜んだ。お姉さんは「私、城島と井口が好き」と言った。二人とも今は別なチームの選手になってしまった。時の流れは無情だ。

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