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オリンパスペンEE シリーズ

 少し前に書いたオリンパスペンの話の続きを。

 ヤフオクでペンの中古を見てみると一番多いのが、EEシリーズである。初代オリンパスペンは使いやすさに力を入れて作られたが、それでもまだ多少の撮影知識を必要とした。
 設計者である米谷美久(まいたによしひさ)さんは、当時各家庭に普及が始まっていたテレビの手軽さを意識して提案をした。「テレビはスイッチを入れてチャンネルを回すだけで、子供からお年寄りまで手軽に見る事が出来る。カメラもそういう機種が必要だ。」。おばあちゃんに使ってもらえるカメラを目指してペンEEは開発された。
 結果、出来上がったのは、シャッター速度やレンズの絞りを自分で設定する必要がない「プログラムEE」という自動露出機能を搭載したカメラであった。レンズの回りに付けられた小さな丸い粒、これがセレンメーターというのだが、このセレンメーターで光の量を計り、カメラが設定されているシャッター速度や絞りを選んでくれるという機能だ。
 初代ペンEEはピントも固定式だったから、撮影者は構図を決めてシャッターを切るだけで写真が撮れる仕組みである。

 この自動露出という機能は、今やデジカメに当たり前のように付いている機能だ。勿論、デジカメに付いている物は精度においてペンEEの比ではない。
 しかし、このペンEEが開拓したお手紙カメラというコンセプトが、カメラの普及に果たした役割は大きい。歴史的には、オリンパスペンEEは各社コンデジの先祖と言えそうだ。

 私は「オリンパスペンEE-S」というカメラを持っている。このカメラはピントは自分で合わせるタイプだが、プログラムEEによる自動露出でコンデジみたく軽快に使える。
 それは、自動露出である事、ボディが小さい事、そしてハーフサイズだから枚数がたくさん撮れる事。気分的にはデジタルな意識で使えるアナログカメラだ。実は写りもなかなか良い。

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