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2009年11月

1/2

 狼を見ていたら「川本真琴が復活」というスレがあった。最近、狼はハロプロに関係ないスレを読む事が多いです。
 9年ぶりのソロアルバムだそうだ。そんなに長い間アルバムを出していなかった事も、その間ユニット活動していた事も知らなかった。
 川本真琴の1stアルバムは一時期よく聴いていた。彼女のブレイクナンバー「1/2」は大好きな曲だ。独特の作詞感、口語調の言い回し、一心不乱にアコースティックギターを掻き鳴らし「1/2」を歌う川本真琴をテレビで初めて観た時は衝撃だった。
 ひっついている人がいる。だけれど「1/2」。この意味を理解して聴いていた人が当時何割いた事だろう。「神様は何も禁止していない」愛してるけれど「1/2」。川本真琴の伝えたかった事を読み解けた人は次のステップに行けるのだ。

 テレビに出てくる川本真琴は喋ると、いわゆるメンヘラを思わせるものだったから、せっかくブレイクしたのに人気は尻つぼみになった。
 わかる人だけわかれば良いジャンルというのが世の中にはあるが、川本真琴も、「1/2」も、わかる人だけわかる世界。なのか?
 などと書いてるこの記事すら、わかる人にしかわからない世界になってきた。
 タイトルに「桜」が付く曲で、本当の桜の刹那を描いているのは、「桜チラリ」と川本真琴の「桜」だけだと思う。

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古いOS

 Windows7登場で、パソコンの10月出荷台数が前月から2割増だそうだ。もはやOSの進化なんて有り難くなくなっているから、10月に買った人は、たまたま買い替え時だったのだろうと斜に構えてニュース記事を読んだ。

 私はメインで使っているのはXPなのだが、これで必要にして十分だ。ただ、画面の色、文字の美しさなどは遥かにMac OS X(マックオーエステン)が優れている。正直、Windowsの文字を見ていると萎える。MSゴシックでは創作意欲は湧かない。Mac OS Xのヒラギノフォントは印刷物そのもののような美しさで、こちらだと創作意欲が湧く。

 Macだと古いOSには古いなりの美しさがあるから、Windows XPもあと15年くらいしたらクラシックな魅力が溢れるだろうか?
 いや、きっとないであろうと断言出来る。14年前のOS Windows95は今やほとんどの人は見向きもしないからだ。あの頃からMSゴシックだけはあまり変わっていないのはご愛敬。
 ところが、Macは古いOSにプレミアが付いていたりする。自分も、20年前くらいのが欲しかったりする。
 Macは文字が昔と今とでは違うからか?

 昔のMacのフォントはヒラギノではなく、OSAKAと言う。地名だと版権がかからないからだという理由だそうだが、きっとアメリカのMacスタッフがたこ焼きが好きなのだろう。
 古いWindowsにプレミアが付かないのは、そういうお茶目な連想が出来ないからに違いない。

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浜小清水

 この前、北海道の釧網本線の話を書いた。その記事の話は初夏に訪れた時のものだが、この線に始めて乗ったのは冬であった。冬と言っても三月なのだが、北海道の三月は真冬である。道は凍り、歩いていると何度も転びそうになる。
 その日、釧網本線の清里町駅で降りた時も、ドアからホームに降りた瞬間に凍ったホームに足が滑り、ドアの前に並んでいた女子高生にぶつかりそうになった。避けた女子高生もバランスを崩して転びそうになり、私の周りには明るい笑い声が沸き起こったのだった。

 その清里町から網走方面の列車に乗った私は浜小清水(はまこしみず)という少駅に降り立った。勿論無人駅なのだが、小さなプレハブみたいな駅舎は軽食喫茶店になっていて、私はそこで「海鮮カレー」を食べた。意外に美味しかった。
 駅の前の道路を挟んで能取湖(のとろこ)という湖があるのだが、湖面は凍結していて、白い原野のようだ。その湖を見下ろすかのように、線路脇に雪に覆われた小さな丘があった。雪の階段を登ってみると頂上には町の資料館があった。ただし、冬場だから客はいない。アンケートが置いてあったので書いて投函した。

 空は快晴だが、すぐ近くに広がるオホーツクの海はグレーに染まっている。水面は氷、つまり流氷である。この旅は「傷心」の旅であり、その心を更に凍らせるために流氷を見に来たのだ。

 雪の積もった丘は快晴と言えども寒いので下り、駅の周りを散歩してみる事にした。建物の少ない所だが、アトリエなのかカフェなのか、雑貨屋みたいな店を発見した。
 入ってみると、店内には小物や絵葉書などが売られている。三十代くらいの夫婦が店員のようだ。しばらく、小物や絵や写真を眺めていると、「よかったらコーヒーでもどうぞ」とテーブルに案内された。
 奥さんに話を聞くと、札幌でサラリーマンをしていた旦那さんが脱サラをして、オホーツク沿岸のこの地で店を始めたのだそうだ。自然に囲まれて趣味を生かして店を営む。裕福ではないかもしれないが素敵な人生だ。自分は、幸せな男女を見るのが本当は辛い心境であった筈なのだが、自然な笑顔で笑う二人を見ていたら、こちらまで幸せな気分になっていくのだった。

 美味しくコーヒーと良いお話をいただいたあとは、お土産として絵葉書を購入した。二人は「そういうつもりではなくて、お客さんとお話がしてみたかっただけですから」と恐縮してくれたが、傷心の旅の筈の私に温かい気持ちを与えてくれた二人へのお礼としては、絵葉書代は安いものであったし、そんな二人の作った絵葉書はとても綺麗な色使いの素敵なものであった。

 静かな流氷と湖の町浜小清水。旅から帰ってきて間もなく、資料館で投函したアンケートへのお礼状が町役場から届いた。

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東武電車

 関西や九州あたりの電車に比べると、関東の通勤型電車は今ひとつカッコ良くないし可愛くない。JRのコピーみたいな私鉄電車が多く、山手線から私鉄線に乗り換えても、車内の内装変化なしみたいな事が多々ある。個性派が多かった我が地元の赤い電車も最近は銀色の電車が走り始め、車内もJRチックになってきた。
 そんな中、京王や東武の電車は変わった形で好きである。京王井の頭線の七色電車は可愛いとさえ思う。

 ある日、渋谷から半蔵門線に乗った時に変わった電車がやってきた。東急の実用本位な無機質デザインでもなく、東京メトロの少し前衛なデザインでもない。形にハマったデザインながら、妙に惹かれるそのデザインは、オレンジ色の顔を持つ電車で、それが東武伊勢崎線の電車とわかるのに時間はかからなかった。
 車内デザインも面白く、ドア横の手すりが出っぱっていない壁に埋め込みになっているデザインはスマートに感じた。

 自分にとっての東武電車と言えば東上線であり、川越の町については詳しいし、池袋の美味い店も色々行った。過去形なのは察してほしいが、東上線を見ると「渡良瀬橋」が頭に浮かぶくらい思い入れが強い。
 しかし私のなじんでいた東武電車は、どこか野暮ったく田舎っぽい電車であり、半蔵門線で出会った新型電車はどこかヨソ行きの服を着せられた子供みたく、浮わついた違和感があった。田園都市線や半蔵門線の沿線には似合うかもしれないけれど、東武伊勢崎線の沿線には似合うのか?

 ある日、伊勢崎線に乗る機会があり、その新型電車に乗って車窓を眺めた。
 北千住、草加、越谷、春日部〜。どこにでもありそうな郊外の平野の風景が、この電車の大きな窓から見ると少しだけ目映く見えた。

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川湯温泉

 日本全国を旅して色んなローカル線に乗ってきたけれど、そんな自分に難しい質問が「一番景色がいいローカル線はどこ?」である。景色というのは季節によって印象が変わるものだから、一度や二度の乗車では判断してはいけない気もするのだ。
 それでも、一位に推したい路線は北海道の釧網(せんもう)本線だ。釧路と網走を結ぶこの線の車窓には、釧路湿原、丘陵の酪農地帯、白樺の山、オホーツクの流氷と原生花園と、本州では見られない様々な風景が展開される。
 初めて釧網本線に乗ったのは冬だったが、二回目は初夏だった。

 6月と言えども、北海道はまだ春である。肌寒さを感じながらも、早朝3時には空が青く明るくなる北海道の早い朝。札幌からの釧路行き夜行列車から降りた私は、一両しかない釧路発のディーゼルカーに乗り換えた。
 列車は緑に包まれた広大過ぎるほど広大な釧路湿原を往き、摩周湖への最寄り駅摩周を過ぎるとだんだんと山あいに入って行った。白樺の林を暫く走ると、小さなホームにログハウスの駅舎がある無人駅に停まった。川湯温泉駅だ。

 駅前から昭和年代製である事は間違いない古びたバスに乗り込むと、運転手に行き先を聞かれた。共同浴場であると伝えると、建物の前で停めましょうとの好意を受ける。北海道の良い所は、旅人への厚いおもてなしがある事だと改めて実感。
 共同浴場は木造の小さな建物で、中に入ると誰もおらず、料金箱に料金を入れて入る仕組みになっていた。
 係員もいないが、客も居ない。貸し切り状態で、5、6人入ったら一杯になりそうな小さな浴槽に浸かる。硫黄の匂いが強く、温泉玉子が美味しく作れそうな気がした。

 温泉から上がり下駄箱へ向かうと、料金箱の近くにノートがある事に気付いた。開いてみると、旅人の来訪記念の書き込みノートだった。自分も何か書くかと過去の書き込みを読みながら文章を考えていたら、前日の午前にこんな書き込みがあった。
 「今、彼氏と来てます。誰もお客さんがいないからHしちゃいました」
 今日も昨日も、朝は閑散としているようだ。
 男風呂、女風呂、どっちで?などと思いながら、その書き込みを読んでいたら、一人お客さんが入ってきた。二十代の女性だ。
 しかし、入ってきたはいいが料金箱の前で固まっている。私に声を掛けてきた。
 「すいません。これってお釣りはどうしたらいいんでしょうか?」
 聞くと、50円玉の持ち合わせがなく料金ぴったりで払えないのだそうだ。私の財布にも50円玉はなかった。私は、「いい湯でしたので、その金額でも安いです。50円多く払ってみては」とアドバイスした。
 彼女は納得した様子で、「そうですね。多く払えば、今日何か良い事があるかもしれないですね」と笑顔で料金箱にお金を入れた。

 温泉玉子を想像してから空腹を感じていた私は、湯上がりに近くの蕎麦を美味しくいただいた。

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ペンEE-S

 私の愛用カメラコレクションの中に、オリンパスペンEE-Sというカメラがある。レンズの回りに小さな丸いレンズみたいなのが散りばめてある小柄なハーフサイズカメラ。
 この小さなレンズみたいなのは、セレンメーターと言って、これで光の量を判断して適正露出をカメラが決めてくれるという自動露出カメラだ。
 使い手はピント合わせと構図だけに集中出来るので、街角スナップみたいな手早さが要求されるシチュエーションでは使いやすいカメラと言える。
 この、今のデジカメあたりには当たり前の機能として付いている自動露出は、このオリンパスペンEEシリーズが世界で初めて採用したのだそうだ。
 ペンというカメラは、ただ小さいだけでなく、設計にも様々な工夫が込められている。レンズは、ライカのサブに使えるようなものを目指して作られたと言われているし、内部の機構にもアイデアを盛り込み、小さい、安い、よく写るを実現したわけだ。
 今年は、初代オリンパスペンがデビューして50周年。記念モデルの如く登場したデジカメ「オリンパスペンE-P1」のボディには「SINCE1959」と書かれてある。
 デジタルの時代に、フィルム時代をリスペクトしているカメラは少ない。アダプタを使うとクラシックレンズが付くE-P1だが、その姿が似合うのは当然な気がしている。

 我が家のEE-Sはコレクターの方から買ったものだが、その方は発送前に「娘を嫁を送り出すような気持ち」で綺麗に清掃をしてくれたそうだ。ペンの回りは、こういう熱狂的で温かい人たちが集まってくる。

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心を写す

 ある掲示板のスレッドに写真をアップしているのだけれど、街中スナップでお洒落な店や女の子を平然と撮影している自分の容姿について質問を受けた。そういうものを撮るには、それなりの身なりが必要という話だった。
 確かに、街中で女の子や子供を写すのは難しい世の中になっている。ネットに勝手に公開されるのはプライバシーの侵害であるという考えが現在浸透しているから、フィルム時代よりはスナップはやりにくくなったと思う。
 質問をした方がおっしゃるように、怪しまれたり睨まれたりせず、街中で女の子を撮影するのは、容姿とか撮影テクニックに左右されるのは理解できる。女の子が女の子をスナップする方がリスクは少ないし、それこそキムタクがニコンを振り回して、或いは岡田君がαを構えてスナップしていても通報はされないだろうと思う。

 撮影者の心に、どこかヤマシイ気持ちがあれば撮影中の態度や顔に出るのだろう。自分は、コソコソ撮らずに堂々としつつも、構えてから撮影までは素早く撮っている。ただし、すぐカメラをしまったりはせず、撮影後も手に持ったままだ。
 スナップに使うカメラは、細かい設定がいらないコンパクトデジカメが最適だと思うが、オリンパスの小さい一眼レフを使用したりもする。絞りは歩きながら街の光線具合を見ながら予め決めておき、撮りたいものに出会ったらサッと撮る。
 ズームは基本的にしない(或いは、付けない)のでレンズの画角はわかっていて、ファインダーを覗く前に構図は大体見当がつく。構えてから撮り終わるまで10秒以内だ。

 撮影中の気持ちが態度に出るように、写真にも心理状態や、その人の人格みたいなのが反映される。
 撮りたいと思う被写体、構図にその人の好みが反映されるからで、例えばお洒落な店の玄関などというものは、まったく興味か湧かない人はレンズを向けないだろうし、道端の花や小物に目がいく人は神経が細かく、空の色に敏感な人はロマンチストなのだ。
 暗い気分の時に楽しそうにしている人を写したいとは、なかなか思わないだろうし、失恋中、片想い中の人は、カップルの姿をスナップするのは消極的に成らざるを得ないだろう。

 最近、自分が撮った写真を眺めていると、暗い色と沈んだ雰囲気のもあれば、鮮やかな明るさや柔らかい色合いのもある。この写真から、どんな心理診断が出来るのだろうか。

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DSiリンリン

 任天堂が11/21にニンテンドーDSiの新型DSi LLというモデルを出すそうだ。この機種は、なんと液晶が大きくなっているそうで、まあそれが売りだ。
 多くのユーザーは「ふ〜ん」という反応みたいだが、自分にとっては「キター!」である。というのは、目があまり良くない自分にはDSの液晶は小さすぎてゲームをする気がおきないのだ。
 自分はパズルゲームが割と好きなのだが、ぷよぷよとかやる分にはDSの液晶もアリだ。PSPのぷよぷよよりも販売相場が安いのも魅力。
 でも、シミュレーションとかやるには、あの液晶では自分はダメなのです。だから、DSi LLは大変魅力的であり、多分、いやきっと買う事になるでしょう。
 何色にしようかな。
 すっかり浮かれ気分な自分は、DSi LLなどという気の利かないコードネームじみた名前では呼ばず、勝手に「DSiリンリン」と呼んで、今から手元にやって来る日を楽しみにしている。多分、買うのは来年になると思います。

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